穴馬を狙う思考法と穴馬の見つけ方

自己紹介

私は2024年で競馬を始めてから12年になります。
競馬を始めてから5年は回収率100%なんて夢のまた夢でした。
このままでは絶対に勝てないと思い、研究に研究を重ね、穴馬を狙うことが回収率100%超えの近道であると気づきました。

回収率を重視した馬券法を確立し、現在は5年連続で回収率100%超えを達成しています。
穴馬を狙うことには自信を持っており、私が穴馬を狙う時の思考やポイントについてご紹介していきます。

穴馬を狙う思考法

まずは穴馬を狙う時の思考法についてです。

的中率は無視する

競馬をする上で的中率を上げたいというのは当然のことだと思いますが、いくら的中率が良くても回収率100%を超えられなければ意味がありません。

競馬で最も重要なのは勝つこと。
つまりいかにして回収率を上げられるかが鍵となっています。

回収率が100%を超えていれば、的中率なんていくら低くてもいいのです。
極端な話、100レースに1レースで単勝万馬券を当てられればそれでいいのです。
もちろん的中率が低いと1ヶ月に当たるのは数レース、全く当たらない月というのもざらにありますが、そこでめげずに継続することが重要です。

長期的な回収率を見る

1日や1ヶ月の収支を見て「勝った」「負けた」ということを判断してしまいがちですが、穴馬を狙うのであれば1年間の収支を意識しましょう。
上述の通り、穴馬を狙い始めると必然的に的中率は低くなってしまいますので、1日や1ヶ月の収支はほとんど参考になりません。

ちなみに私が購入する馬券は単複オンリーです。
ご存知の方も多いと思いますが、競馬には控除率というものがあり、単複は最も控除率の低い20%です。
三連単や三連複に比べて金額で見ればリターンは少ないかもしれませんが、払戻率で見れば最も単複が勝ちやすいということになります。

馬券の見直し

長期的な回収率を見るという話をしましたが、短期的に馬券の見直しというのは必要になってきます。
皆さんも予想する上での軸というものがあると思いますが、その軸で馬券を買い続けて、例えば6ヶ月経っても回収率が低いままであれば、馬券を見直してみることも大切です。
何かしらの根拠を持って穴馬を予想することになると思いますが、その予想が全くの的外れだったという可能性も大いにあります。

できれば「TARGET」などの競馬データベースソフトを使って過去レースを分析するのがいいでしょう。
「TARGET」を利用するためのJRA-VAN データラボは月額2,090円とそれなりにコストもかかりますが、「TARGET」以外のソフトも全て使うことができ、それでいて2,090円なら私は安いと感じています。

オッズに惑わされない

競馬初心者であっても競馬上級者であっても、オッズに人間の感情は揺さぶられてしまいます。
いくら自信がある馬でも人気が無いと買うのを躊躇ってしまうという方も多いでしょう。

しかし、よく考えてみてください。競馬で勝っているのはほんの一握りで、回収率100%を超えているのは競馬人口の約2~5%と言われています。
つまり残りの負けている95%超によってオッズは形成されているのです。
こういったオッズのからくりを考慮し、強いはずなのになぜか人気が無い馬というのを見つけていくことがとても重要です。

疑問に思っても購入

穴馬を狙い始めると「この馬はさすがに厳しいのでは…」と購入前に疑問に思ってしまうことが多々あります。
私もいまだにこういう思考は消え去っておらず、本当に購入するべきか悩むことがよくあります。

しかし、そこは自分の予想を信じて思い切って馬券を購入しましょう。
外れてもたった1レースと考えれば、ローリスクハイリターンとも取れるでしょう。
株やFXでは逆張りをしすぎると痛い目にあうことがありますが、競馬は基本的に逆張りの精神が大事です。

穴馬を見つける5つのポイント

ここからは穴馬を見つける5つのポイントを紹介していきます。

前走で不利があった、前走で大敗した馬

恐らく競馬人口のほとんどの方が購入する馬を決める際にチェックするのが前走の内容です。
明確なデータがある訳ではありませんが、オッズのおよそ5割以上が前走の内容をもとにオッズが形成されていると考えます。
つまり、過去に善戦していたにも関わらず、前走で大敗してしまったがために人気を落としている馬は狙い目です。

真面目な方だと「前走なぜ大敗したのか」を考えてしまいがちですが、個人的にそれは無視でいいと思います。
スポーツの世界でも波乱や大番狂わせといったことはよくありますが、人間も馬もその時の調子や精神状態で大きく左右されます。
馬のそのような状態を見極められるのであれば素晴らしいと思いますが、素人にはまず無理でしょう。
つまりパドックなんて見なくてもいいです。元騎手や競馬関係者でさえパドックで調子を判断するのは無理だという話をよく耳にします。

少し脱線してしまいましたが、例えば、6着→4着→12着ときている馬がこれに当てはまります。
3走前、2走前と善戦していたにも関わらず、前走で大敗してしまったがために不当に人気が低くなっている馬がまさに理想的な狙い目です。
参考までに私は過去レースの内容を見る際に過去4走まで遡ってチェックします。

距離延長、距離短縮、ダート替わり、芝替わり

続いては距離延長、距離短縮、ダート替わり、芝替わりといった、条件が変わる馬です。
こういった馬は予想する上で牽制されやすく、人気が低くなる傾向があります。(もちろん例外もあります)
距離でいうと±200mはあまり条件は変わりませんが、±400mであれば一発も期待できます。
馬にもマイルが得意な馬、ダートが得意な馬など向き不向きがありますが、オーナーや調教師、助手などの競馬関係者でさえも、完璧に向き不向きを見極めることはできないと思っています。
しかし、見極めに一番長けているのも馬を一番近い距離で見ている彼らです。
こういった条件替わりには必ず陣営の想いがあるはずで、そこを狙ってみるというのも一つの手です。

騎手替わり

上述の条件替わりと似ていますが、騎手替わりもオッズに影響を与える要因の一つです。

例えば、前走が新人騎手、今走がルメール騎手だとしたら、この馬の人気は上がると思いますか?下がると思いますか?
恐らく9割以上の方が上がると考えるはずで、実際に人気は上がるでしょう。

しかし、騎手だけで勝てるほど競馬は単純なものではないです。特定の騎手だけを買い続けて勝てるのであれば苦労はしません。
では逆に前走がルメール騎手、今走が新人騎手だとしたら人気は下がるということになります。つまりオッズは馬の人気だけでなく騎手の人気でもあるのです。
こういった騎手という要因だけで人気を下げてしまった馬を狙ってみるのもいいでしょう。

大きな馬体重の変化

発表されるのがレースの数時間前ということもあり、それほどオッズに影響を与える要因ではありませんが、大きく馬体重が変化した馬も穴馬候補の一つになります。
一般的に±10kg以上の変化はあまり良いとは思われない傾向にあると思います。

しかし、体重の変化には様々な理由が考えられ、必ずしもマイナスな要因だけではなくプラスの要因もあります。
「体重が増えているのは成長分かも…」「体重が減ったけど適正な体重に戻っただけかも」などその理由を私たちは推測することしかできませんが、逆張りの思考でプラスの要因と捉えることで穴馬を見つけやすくなります。

調教

競馬予想の基本とも思われる調教ですが、意外と見落としがちでオッズにも現れにくい指標の一つです。
なぜなら調教データは主に有料で配信されており、そもそも調教内容を調べる手段が持つ人が少なく、手段があっても全レースの調教内容は見ないという方が大多数です。

個人的に調教は馬の状態を判断する上で一番の材料だと思っています。パドックと違い、調教タイムとして数値に表されている点もデータとして扱いやすく、信頼できる指標になります。
自分でも何が正解なのかは分かっていませんが、参考までに私の調教の見方を紹介します。
私はその馬の過去180日間の調教タイムを調べて、その馬の状態を判断しています。
馬同士でタイムを比較して優劣をつけるのではなく、馬の状態を見極めるのに適していると考えます。いわゆる「横の比較」ではなく、「縦の比較」というものでしょうか。
今回のレースに向けた調教タイムが一番良いという場合には、前走までの内容は無視して調教だけで購入する馬を決めることもあります。

以上が私が穴馬を見つける際に重視しているポイントです。
これが正解ということではないと思いますが、私が穴馬を狙って回収率100%超えを達成しているというのは紛れもない事実です。
是非、馬券購入の際に参考にしてもらえると嬉しいです。